クリックしたらいきなり高額請求が・・・!!『ワンクリック詐欺』の概要と対策

ワンクリック詐欺とは、その名のとおり、まだ注文確定ではなさそうなリンクなのに、それを1回クリックしただけで「契約が締結されました」と閲覧者をだまして高額請求する詐欺の手口です。
ワンクリック詐欺にあった男性

ワンクリック詐欺への対策は難しいものではありません。

本記事では、まずはワンクリック詐欺がどういうものかを確認した後、それについての対策を解説していきます。

ワンクリック詐欺の流れ

1.犯人は対象者を詐欺サイトに誘い込む

犯人はまず、だますための「詐欺サイト」に、対象者を誘い込みます。
詐欺サイトに誘い込む犯人

誘い込む手口は興味を引く内容のメールを無差別に送りつけます。
メールの例:「先着100名様限定!10日で5キロやせるダイエット食品はこちら!」

フェイスブックやツイッターを利用している人には、それらに書き込むこともあります。
とにかく誘い込む手口は様々です。

2.商品やサービスのリンクをクリックさせる

詐欺サイトに誘い込んだ後は、商品やサービスのリンクをクリックさせます。

すると、個人情報を取得しているような画面が表示されます。
※下図はイメージ。管理人が作成した架空の画面です。
ワンクリック詐欺で情報を取得する架空の画面

ただし、実際には個人情報は取得していません。
犯人は「おまえの名前や住所などの情報は取得したからな!支払わなかったらきちんと住所に請求するぞ!」と脅したいので、そのために、それらしいウソの画面を表示させているわけです。
こちらとしては、名前や住所などを入力したわけではないので、取得されることはありません。

なお、ウソの画面を表示するだけでなく、悪質な場合はウイルスをパソコンに仕込んでくることもありますので注意が必要です。
ウイルスを仕込まれると、請求画面がしつこく繰り返し表示されるようになる、などのケースがあります。

3.高額な請求が提示される

そして、高額請求が表示されます。
ワンクリック詐欺の高額請求

請求額の振込先の銀行の口座番号なども表示されます。
または、電話番号などが表示されていて、そこに電話させるケースもあります。

請求画面が表示されてしまった場合はどうするか

サービスの内容や料金を明示せずに、商品やサービスを購入したというのは、「電子消費者契約法」という法律に違反しています。

この法律では、事業者が購入者に対して、商品やサービスに関する説明をきちんとわかるように表示することが求められています。

ワンクリック詐欺は、この義務を守っていないので料金を支払う必要はありません。契約は無効となります。
電話番号が書かれている場合でも、電話をかける必要はありません。電話をかけると、むしろ、個人情報を取得されたり、悪質な勧誘をされたりする可能性がありますので、絶対に電話をかけないでください。

もしも判断に困ったら「188番」に電話をかけましょう。
188番は「消費者ホットライン」です。電話をかけると、近くの「消費生活相談窓口」(消費者センターなど)を案内してくれます。

「188」番は「いやや!」と覚えておきましょう(^^)

あとがき

いろいろ解説しましたが、基本は怪しいサイトには近づかないことです。
毎年、被害額が増えています。あなたもぜひ気を付けてくださいね(^^)

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